北極圏での警戒監視を開始 NATO、米の懸念払拭へ

 【ブリュッセル共同】北大西洋条約機構(NATO)は11日、デンマーク自治領グリーンランドを含む北極圏での警戒・監視活動を開始したと発表した。北極圏でのNATOの存在感を強化することで、トランプ米大統領がグリーンランド領有を要求する口実としてきた安全保障上の懸念を払拭する狙いがある。

 今回の警戒・監視活動は「北極圏の見張り」と命名され、米東部ノーフォークにある統合軍司令部が指揮する。北極圏や大西洋を担当する同統合軍の司令官ポストは、米軍から英軍に移管されることが決まっており、欧州側により重い責任を負うよう求めるトランプ政権の姿勢を象徴する動きとなった。

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