中ロがベネズエラの背後にと批判 ノーベル委員長

 【オスロ共同】ノーベル賞委員会のフリードネス委員長は10日、ノルウェーの首都オスロで開かれたノーベル平和賞授賞式で中国とロシアを批判した。独裁色を強めるベネズエラの反米左派マドゥロ政権に中ロなどが兵器を供与し、強権体制を「より強固かつ残忍にしている」と演説した。

 今年のノーベル平和賞は、マドゥロ政権に抵抗し、ベネズエラの民主化運動を率いてきたマリア・コリナ・マチャド氏(58)に授与された。マチャド氏は授賞式に出席できず、長女がマチャド氏の演説を代読し、メダルを受け取った。

 フリードネス氏は演説で、中ロのほかキューバやイラン、レバノンの親イラン民兵組織ヒズボラを列挙した。

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