米有力紙がAI企業提訴 記事利用で著作権侵害主張
【ニューヨーク共同】米有力紙ニューヨーク・タイムズは5日、生成人工知能(AI)検索サービスの新興企業パープレキシティが同紙の記事を無断で利用し、著作権を侵害しているとして、利用の差し止めと損害賠償を求め、ニューヨークの連邦地裁に提訴したと明らかにした。
同紙は過去1年半で数回、パープレキシティと接触し無断利用をやめるよう求めたが、利用を続けたと主張。「許可を得ることも対価を与えることもなく、タイムズ紙の代用品となる商品を提供している」と批判した。
パープレキシティによる記事の無断利用については、日本でも共同通信社などが1日、即時利用停止を求める抗議書をパープレキシティに送付した。共同通信に加盟する55社のうち48社も連名で抗議声明を発表した。
米国ではシカゴ・トリビューン紙が4日にパープレキシティを提訴。ウォールストリート・ジャーナル紙を発行するダウ・ジョーンズも昨年に同様の訴訟を起こした。





