科学研究費大幅増4552億円 H3ロケット能力強化8倍

 文部科学省は2027年度予算の概算要求で、研究者向けの科学研究費助成事業(科研費)に4552億円を計上した。26年度当初予算2479億円から2千億円余りの大幅増額。宇宙開発では、射場整備などのH3ロケット打ち上げ能力強化に26年度当初予算の8倍となる235億円、有人月面探査車開発費など国際月探査「アルテミス計画」関連で904億円を盛り込んだ。

 科研費は、要求額に上限を設けない「強く豊かな日本」投資枠を活用。高市早苗首相が掲げていた実質的な倍増に近い規模となった。松本洋平文科相は28日の閣議後会見で「わが国の知の基盤を強化するために必要不可欠だ。予算の確保に向けて全力を尽くしたい」と述べた。

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