法人化控え会員候補を審議 日本学術会議、現行で最後の総会
10月に国の特別機関から特殊法人へ移行する日本学術会議は6日、東京都内で、現行体制では最後となる臨時総会を開いた。法人設立時に就任する会員予定者として、125人の候補者を非公開で審議した。総会の承認後に政府側へ推薦。光石衛会長が正式に予定者を指名した上で公表される見通し。
光石氏は冒頭で、熊本地震の犠牲者に哀悼の言葉を述べ「復旧復興や、救護に努力されている方に敬意を表する」とした。その上で学術会議の役割として「緊急時に迅速な意志の表出を行うための環境を整えてきた」とし、活動報告をした。
2020年に菅義偉首相(当時)が新会員候補の任命を拒否したことをきっかけとする法人化は、準備が大詰めを迎えた。総会は7日まで。
現在の定員は210人で、3年ごとに半数を入れ替えてきた。法人化後は250人に増える。設立時は3年の任期が残る現会員105人が就くほか、今回候補となった125人が新たに就任する。今回は政府側から権限の委任を受けた光石氏が125人を事前に指名。3年後までは、20人少ない230人で組織する。
