フィールズ賞で3人目女性受賞者 中国出身若手数学者、NY大所属
若手数学者を対象とし、「数学のノーベル賞」と呼ばれるフィールズ賞の2026年の受賞者に、ニューヨーク大とフランス高等科学研究所に所属するホン・ワン教授ら4人を選んだと、国際数学連盟が24日までに発表した。女性の受賞は3人目で、中国出身。米フィラデルフィアで開かれた国際数学者会議で23日発表された。
他の受賞者は、米シカゴ大のユ・デン教授、ニューヨーク州立大ストーニーブルック校のジョン・パードン教授、カナダ・トロント大のジェイコブ・ツィマーマン教授。
ワン氏は、日本人数学者の掛谷宗一氏が提起した「掛谷予想」の、3次元における問題を解決した業績が評価された。針を3次元の空間で回転させたとき、針が動いた領域はいくらでも小さくでき、数学的次元は3が必要とされていたが、未解決だった。
ワン氏は「3未満にはならない」と証明。情報をどれだけ圧縮できるかの限界を示す結果で、波形の重なり方を分析する「フーリエ解析」にも応用が可能。CTやMRIの検査や音声認識などの技術の基盤を強化した。
フィールズ賞は4年に1回選ばれる。
