26年度核燃料搬入、青森県拒否 むつの中間貯蔵、知事が表明
原発の使用済み核燃料を一時保管する青森県むつ市の中間貯蔵施設を巡り、同県の宮下宗一郎知事は31日、「事業を継続できる環境が確認できない」として、2026年度の核燃料搬入を容認しない考えを明らかにした。最長50年保管した後に燃料の搬出先となる日本原燃の再処理工場(青森県六ケ所村)が完成延期を繰り返し、設計・工事計画の審査の見通しが立たないことを踏まえて判断した。
施設は東京電力と日本原子力発電が出資する「リサイクル燃料貯蔵(RFS)」が運営。両社の使用済み燃料を、再処理するまで一時保管する。26年度は東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)から60トンの受け入れを計画しており、搬入できない可能性がある。
再処理工場は1993年に着工し、完成延期を27回繰り返している。宮下氏は「なし崩し的に行き先のない形のまま搬入されるのはありえない」と批判。原燃は現在26年度内の完成を目指しているが、「確実に遅れるだろう」との認識を示した。
