ゲイツ氏企業の新型原子炉を許可 米規制委が10年ぶり
【ワシントン共同】米原子力規制委員会(NRC)は4日、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏らが設立したテラパワーが西部ワイオミング州で計画する新型原子炉の建設を許可した。商用原子炉に対する建設許可は約10年ぶり。冷却にナトリウムを使う高速炉で、日本でも主流の軽水炉以外では40年以上ぶりという。
AI普及に伴うデータセンターの増設などで今後の電力需要は増加が見込まれており、トランプ政権は原発活用を進める方針。
同社は従来の原発よりも小型で建設が容易な新型炉の設置を目指す新興企業で、将来的には従来の半分のコストで発電することを目指している。2030年ごろに運転開始の予定。
NRCのホー・ニー委員長は声明で「米国の先進的な原子力エネルギーにとって歴史的な一歩だ」と強調した。
原子炉の名称は「Natrium(ナトリウム)」。出力は大型原子炉(100万キロワット級)の3分の1程度の34万5千キロワット。溶融塩を用いた蓄熱システムを備えており、出力を50万キロワットまで増強できるとしている。
