インフル感染者4週連続減少 警報水準超えは6週続く

 厚生労働省は26日、全国約3千の定点医療機関から15~21日の1週間に報告されたインフルエンザの感染者数は計12万6127人で、1機関当たり32・73人だったと発表した。前週比0・89倍で、4週連続で減少した。警報レベルとされる1機関当たり30人を超えたのは6週連続。

 都道府県別で1機関当たりの感染者数が最も多かったのは宮崎の94・75人。鹿児島76・54人、福岡63・69人が続いた。全国的に減少傾向だが、徳島、佐賀、鹿児島、沖縄で増加した。

 少なかったのは、秋田11・32人、沖縄14・76人、岩手15・60人など。

 休校や学年閉鎖、学級閉鎖となった小中高校は計4752校で、前週より660校ほど減った。

 今季は、全国平均で警報レベルを超えるのが昨季より5週早かった。11月17~23日の報告で1機関当たり50人を超え、その後は減少が続いている。A香港型(AH3型)のうち、新たな変異株「サブクレードK」が広がっている。

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