中国、「台湾発言」の是正要求 王毅氏、岩屋前外相と会談
【北京共同】中国の王毅外相は28日、訪中した岩屋毅前外相と北京で会談し、昨年11月の高市早苗首相の台湾有事に関する国会答弁を念頭に「(日本の)指導者による台湾問題での誤った発言をなるべく早く是正することが必要だ」と強調した。中国外務省が発表した。
岩屋氏は中国との貿易・経済交流の窓口を担う日本国際貿易促進協会(国貿促)会長として代表団を率いて訪中した。高市氏の国会答弁で日中関係が悪化して以降、王氏と日本の政治家の会談を中国が公式発表するのは初めて。対中関係を重視する岩屋氏と会ったと公表することで、高市政権に揺さぶりをかける狙いがあるとみられる。
王氏は会談で中日関係について「正常化する必要がある」とも述べた。
国貿促の前会長は6月に死去した河野洋平元衆院議長。香港フェニックステレビによると、岩屋氏は王氏との会談で、河野氏が病床でも、日中関係が厳しい中で自らが訪中しなければならないと語っていたと説明。河野氏の遺志を継いでいく考えを伝えた。
王氏は河野氏について、日本の軍国主義による侵略の罪を勇気を持って反省したと称賛した。
