首相「年を越え石油確保」 ホルムズ回避で代替調達
高市早苗首相は7日、中東情勢の悪化で供給不安が広がる石油について「年を越えて供給を確保できるめどがついた」と述べた。ホルムズ海峡を回避した中東産原油や米国産の代替調達が進むと説明した。ガソリンなどの需要抑制策は「あらゆる可能性を排除せず臨機応変に対応する」と話した。官邸で記者団に語った。
原油調達は4月が前年実績の2割以上、5月は前年の過半を見込むとした。米国からの調達は5月に前年の約4倍に増える見込みだとも説明。「原油、石油製品は日本全体として必要な量は確保されている」とした。
これに先立ち、赤沢亮正経済産業相は7日の閣議後の記者会見で、中東を出発した原油タンカーがホルムズ海峡を通らないルートで5日に日本へ到着したと明らかにした。漁業や農業でも燃料が届かないケースがあるとして対応を急ぐ考えも示した。
経産省によると、ホルムズ海峡を回避した中東産原油の代替調達は5月以降に本格化する見込みだ。サウジアラビア西側の紅海やアラブ首長国連邦(UAE)東部から出すルートを想定している。
