井戸不具合の解消2割未満 熊本・八代、濁りや詰まり
熊本地震で震度6強を観測した熊本県八代市で、国や県などの井戸水対応チームが把握した詰まりや水の濁りといった約3600件の不具合のうち、9月24日時点で解消したのが531件だったことが1日、県への取材で分かった。地震から約2カ月経過しても解消が2割未満なのは業者不足や高額な費用が原因。県は支援を進めるが、生活再建の障害になっている。
八代市は県南部を流れる球磨川の伏流水が豊富で、井戸を掘れば地下水が出るため、水道普及率は2023年度末時点で50%余り。全国平均の98・2%を大きく下回る。
国主導で今年8月にチームを立ち上げ、市民から被害申告を受け付けた。約3600件のうち2341件の状況を確認できた。時間の経過で解消が見込まれるのが435件、専門業者による初期対応(洗浄)で解決したのは96件だった。
県は9月、1世帯当たり75万7千円を上限に修理費の補助を発表した。ただ、八代市が修理を依頼できると判断した業者は福岡、熊本両県で11社。短期間での解決は難しい状況だ。
