倒壊家屋の庭先に即席住宅、熊本 開発の大学教授「再建の基盤に」
最大震度7の熊本地震被災地で、倒壊した家屋の庭先に頂点のとがったドーム状の建物が並んでいる。名古屋工業大の北川啓介教授(建築設計学)が開発した「インスタントハウス」だ。避難所生活や車中泊が続く人々に、安心できる空間を提供しようと、9月上旬までに約120棟の設置を進める。「生活再建の基盤となるような、被災者に寄り添った家を届けたい」と意気込む。
空気で膨らませた防炎シートの内側から発泡ウレタンの断熱材を吹き付けて形を固定し1、2時間で完成する。ねじで地面に留め風速130メートルまで耐えられる設計で、床面積は約20平方メートル、高さ約4・3メートル。大学の基金に集まった寄付金を活用し、被災者は無料で利用できる。
