山口組分裂抗争、初の指定解除 7府県の公安委、池田組との対立
指定暴力団山口組(神戸市)の分裂抗争を巡り、兵庫など7府県の公安委員会は20日、山口組と同組から分裂した指定暴力団池田組(岡山市)との間で適用している「特定抗争指定」について、9月7日に期限を迎える現在の指定を延長しないと発表した。山口組分裂を巡る特定抗争指定で初の解除となる。
一定期間、抗争事件が途絶えており、各公安委は、市民に危険を及ぼしかねないほどの対立は沈静化したと判断した。2015年の分裂から11年で節目を迎える。
他の6府県は岐阜、愛知、三重、京都、岡山、宮崎。両組織については、24年に宮崎市で池田組系幹部が射殺されるなど一時対立が激化した。
山口組では15年8月、一部の組長らが離脱して神戸山口組を結成。その後、神戸山口組から任侠山口組(現・絆会)と池田組が離脱した。関係者によると、兵庫県では山口組と絆会との間の指定も解除するかどうか検討されている。
山口組は昨年4月、他団体との抗争を「終結させる」との誓約書を兵庫県警に提出し、警察当局が状況を注視していた。
