避難所400カ所、車中泊も 厳しい暑さ、疲労の色
熊本県で最大震度7を観測した28日の地震で多くの家屋が倒壊し、県によると29日午後7時現在、420カ所の避難所で計8698人が過ごしている。
八代市の「太田郷コミュニティセンター」では一時、エアコンがストップした。28日に妻と小学生の孫娘と共に避難した塚田正治さん(69)は「屋内は暑すぎたので、一晩外で過ごした」。避難所には毛布しかなく「タオルケットがほしい」とこぼした。
避難所に行かず、車中泊した人も。石岡鉄男さん(79)は「足が伸ばせなかったのがつらかった。寝たのか寝ていないのかよく分からない感覚だった」と振り返った。2016年の熊本地震では、車中泊避難による体調悪化が大きな問題に。石岡さんは息子から「車はやめて」と注意され、29日は太田郷コミュニティセンターに身を寄せた。
熊本市は約180カ所の避難所とは別に、公共施設の駐車場に車中泊ができるスペースを2カ所確保した。同市南区の50代女性は持病の薬を服用している姿を見られたくないため車中泊を選択。飼い猫との避難に抵抗感もあったと明かした。
