「農家を守ろう」新潟で百姓一揆 コメ農家、厳しい経営訴えデモ
新潟県内のコメ農家有志が11日、持続可能な生産条件の整備を国に求め、新潟市で「百姓一揆」と銘打ちデモ行進した。トラクターが先導し、約300人(主催者発表)が、米価が下落する中での厳しい経営環境を訴え「農家を守ろう」と声を上げた。
新潟県三条市のコメ農家鶴巻純一さん(76)は取材に「消費者が買いやすい価格になるのは良いことだが、例年は生産費もまかなえない状況。このままでは地域農業がなくなるのではないか」と危機感を語り「農家に対する所得補償、農産物への価格補償の仕組みを整えてほしい」と訴えた。
同市のコメ農家近藤政之さん(74)は、農機具や肥料の価格が高騰する現状に「10年以上前から赤字が続いている。国は最低限、農家を続けられるだけの補助金を出してほしい」と求めた。
近年はコメ不足や価格高騰が続き「令和の米騒動」とも呼ばれた。現在は政府備蓄米放出の余波と増産の影響で在庫過多となり、値下げや特売の動きが出ている。
