工藤会の野村総裁らに賠償命令 福岡県警費用負担制度で初判決

 特定危険指定暴力団工藤会(北九州市)元幹部の実刑が確定した恐喝事件の被害者が、会トップの総裁野村悟被告(79)=別事件で二審無期懲役、上告=ら3人に損害賠償を求めた訴訟の判決で、福岡地裁は20日、請求通り計約1450万円の支払いを命じた。提訴前の弁護士費用などを福岡県警が負担する制度を利用した訴訟で初の判決。

 島田英一郎裁判長は判決理由で、元幹部は毎月自身を通じ会に現金を納めないと、北九州で居住や仕事ができないと示唆しており、暴力団対策法上の威力を利用した行為だと指摘。元幹部に加え、暴対法の「代表者等」に当たる野村被告とナンバー2の会長田上不美夫被告(69)=同=に賠償責任があると認めた。

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