付属病院を大学本部直轄に 東大、汚職事件受け改革案
東大は8日、医学系研究科の元教授らによる汚職事件が相次いだことを受けて、大学の管理体制を強化する改革案を発表した。付属病院を医学部から切り離して大学本部の直轄とするのが柱。記者会見した藤井輝夫学長は「不退転の決意で断行する」と述べた。今後、改革の進み具合を定期的に公表する。
また、不祥事を未然に防ぎ自浄作用の働く組織にするため、外部の専門家を「最高リスク責任者(CRO)」として新たに配置する。
東大では、外部の団体との共同研究で便宜を図った見返りに風俗店などで接待を受けたとして、大学院医学系研究科の元教授=懲戒解雇=らが今年2月に起訴された。昨年12月にも医療機器選定を巡る贈収賄事件で医学部准教授が在宅起訴され、その後、研究費の私的流用があったとして懲戒解雇された。
大学の管理体制を検証した第三者委員会は今月3日に公表した報告書で「組織全体の自浄作用が著しく不足していると評価せざるを得ない」と非難していた。
