不適切用地買収、2人戒告 福岡県、当初の5倍増額

 福岡県は23日、県道整備の用地買収額が不適切に当初の5倍に増額された問題を巡り、県道整備を担った「県田川県土整備事務所」の当時の所長(57)ら2人を戒告の懲戒処分とした。地権者の男性との交渉時に、周辺にある土地の取引単価との比較を十分に行わず買収額が「著しく高くなった」としている。

 県によると、買収したのは同県赤村のトンネル工事用地2505平方メートル。2024年10月、当時の所長らは約430万円を提示したが、男性は拒否。その後、2回にわたり増額し、当初の5倍の約2165万円に膨らんだ。県は「チェック体制が不十分だった」と陳謝した。

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