社長「記憶にない」繰り返す 知床事故、被害者家族側の質問に
北海道・知床半島沖で2022年4月、乗客乗員計26人全員が死亡、行方不明となった観光船沈没事故で、業務上過失致死罪に問われた運航会社社長桂田精一被告(62)の第10回公判が4日、釧路地裁で開かれ、被告人質問が行われた。被害者家族の意向を取りまとめた代理人弁護士が、事故当日の出航判断の経緯などを問いかけたが、桂田被告は「記憶にない」「覚えていない」と繰り返した。
4日午後は出廷した被害者家族も直接質問する。公判の主な争点は事故の可能性を予見できたかどうかで、弁護側は無罪を主張している。
事故は22年4月23日に発生。起訴状によると、悪天候が予想され、危険を未然に防ぐ注意義務を怠ったとしている。





