救急車がスリップ、搬送遅れ 秋田、80代女性意識不明
秋田県の大曲仙北広域市町村圏組合消防本部(大仙市)は28日、同市で救急車が積雪によりスリップして走行できなくなり、80代女性の搬送が約20分遅れたと発表した。女性は通報時に意識不明で、病院到着後も意識が戻らなかった。運ばれた病院の医師は「搬送が遅れた影響がないとは言えない」との見解を示している。
消防本部によると、救急隊が家族からの119番を受けて出動。28日午前4時ごろ家に到着し、女性を運ぼうとした。だが救急車に残った隊員が車の向きを変えようとしてタイヤが滑り、走れなくなった。
別の救急隊が約20分後に到着し、搬送した。当時、路面には約30センチの積雪があったという。




