高速バス荷物室に乗客閉じ込め 熊本市内で10分走行
九州産交バス(熊本市)の高速バスが、荷物を収納するトランクに乗客の10代男性を閉じ込めたまま約10分間走行していたことが27日、同社への取材で分かった。男性が荷物を取り出すためトランクに入ったのに、運転手が気付かず扉を閉めたのが原因。男性からけがの申告はないという。
同社によると、バスは25日、福岡空港で乗客を乗せ熊本市内に到着。午後10時40分ごろ、男性が停留所で降り、トランクに入ったが、運転手が内部を確認せず出発した。男性が家族を通じ同社に連絡し、運転手が気付いた。同社は「生命と身体を危険にさらし、深くおわび申し上げる」とし再発防止に努めるとした。




