加田参院議員、再び不起訴 裏金事件、特捜部
東京地検特捜部は23日、自民党旧安倍派の政治資金パーティー裏金事件で、検察審査会が政治資金規正法違反容疑の不起訴を「不当」と議決した加田裕之参院議員(兵庫)について、再捜査の結果、改めて不起訴(嫌疑不十分)にした。加田氏への捜査は終結する。
会計責任者ら3人も起訴猶予や嫌疑不十分で不起訴とした。
特捜部は今年2月、加田氏を嫌疑不十分で不起訴としたが、検察審査会は9月、「規正法の理念を踏まえれば、議員には報告書の記載に監督義務がある。重過失について検討するべきだ」と指摘していた。
自民党などによると、加田氏側による関連政治団体の政治資金収支報告書(2020~22年分)の不記載額は計648万円。


