簗農相更迭、高市政権で初 道路予算・バス送迎問題視
高市早苗首相は14日、簗和生農相を更迭した。衆院選で自身を応援しなかった首長がいる自治体向け道路予算を大幅削減したとの発言に加え、地元支持者をシャトルバスで無料送迎した公選法違反疑惑が表面化し、野党が辞任を求めていた。閣僚辞任は改造を除き昨年10月の高市政権発足後初めて。首相は「閣僚が辞任する事態に至ったことについて任命責任を重く受け止めている」と述べた。政権運営に打撃となる。野党は首相の責任を厳しく追及する構えだ。
簗氏は14日夕、官邸で首相に辞表を提出し、受理された。首相は記者団の取材に、消費税減税関連法案審議や中東情勢を挙げ「重要な課題に一つ一つ答えを出す必要があり、申し出を受け入れた」と説明。15日に後任を選出する考えを示した。
簗氏は面会後、記者団に辞任を自ら決断したとした上で「国会審議、農林水産行政にこれ以上迷惑をかけるわけにはいかない」と述べた。
簗氏は今年5月24日、栃木県大田原市で開かれた自民支部の会合で「那須烏山市と那珂川町の本年度の道路予算は大幅にカットした」と発言した。
