佐藤・日銀委員、利上げ継続賛成 時期明言せず、個人消費弱体懸念
日銀の佐藤綾野審議委員は6日までに共同通信のインタビューに応じ「(政策金利を)段階的に調整していく方針には賛成している」と述べ、利上げ継続の立場を示す日銀の方針に同調した。一方、個人消費が弱くなることに懸念を示し、次の利上げ時期への明言は避けた。佐藤氏が報道機関の単独インタビューに応じるのは6月の就任以降初めて。
9月の金融政策決定会合では金融緩和と積極財政を志向する「リフレ派」と目される佐藤氏ら2人の政策委員が利上げに反対。市場では今後の利上げが難しくなり、日米金利差が縮小しないとの見方から円安が進行した。佐藤氏が金利引き上げの必要性を認めたことで、日銀の利上げ方針を後押ししそうだ。
佐藤氏は、利上げに慎重な意見がある高市政権が任命した。佐藤氏は利上げが「経済の持続的な成長の実現に貢献できる」と強調。「政権の積極財政と最終的には整合的になるよう(金融政策を)独立的に判断する」と語った。
9月会合で利上げに反対した理由に関しては「個人消費の勢いがそれほど強くない」と説明した。
