簗農相、国土交通副大臣に照会 道路予算、対抗馬減で応援側増
国土交通省は6日、簗和生農相が栃木県内の道路予算をカットしたとの発言に関する調査結果を公表した。簗氏は2月の衆院選後、首長が対立候補を支援した那須烏山市と那珂川町の予算配分額に関し、当時の佐々木紀国交副大臣と黒田昌義官房長に照会した。黒田氏は「はっきりと覚えていないが、働きかけや圧力はなかったと思う」と説明したという。佐々木氏は現在首相補佐官。簗氏を応援した首長がいる2市町の交付金は増額されたことも判明した。
国交省によると、簗氏は2026年度の配分額が決まる前の2月中旬ごろに問い合わせた。
衆院選栃木3区は自民公認の簗氏と、自民党籍で無所属の渡辺真太朗氏による保守分裂選挙となり、渡辺氏が当選。簗氏は比例復活だった。
国交省の社会資本整備総合交付金のうち、幹線道路やバイパスの整備に充てる予算を比較。各自治体によると、26年度の内示額は25年度と比べ、首長が簗氏を応援した那須町は約34%増、那須塩原市は約11%増。首長が渡辺氏を支援した那須烏山市は約63%減、那珂川町は約54%減、大田原市は約23%減と、いずれも減額された。
