ニデック、岸田社長が辞任 不正会計、品質問題で引責

 モーター大手のニデックは29日、岸田光哉社長(66)が同日付で辞任したと発表した。不正会計や品質問題の責任を取ったとみられる。後任は専務執行役員を務めていた戒田理夫氏(70)。不正問題から信頼回復の途上にあった中で、再び経営の混乱が懸念される。

 ニデックは、これまでの決算を訂正する過程で岸田氏に「財務報告に関し必ずしも適切とは言いかねる言動が確認された」と説明。取締役会で経営体制を議論し、岸田氏が辞意を示したという。

 戒田氏は現在取締役ではなく、南井正之常務執行役員が代表権を持った取締役となった。臨時株主総会を開き、戒田氏が代表取締役となる人事を諮る。

 ニデックは、不正会計による修正や、収益が悪化している電気自動車関連などで損失額が当初見込んだ金額を大幅に上回り、巨額になる可能性がある。

 岸田氏はソニーグループ出身。専務執行役員や副社長執行役員を経て、24年4月に社長に就任した。戒田氏はリードエレクトロニクス(現ニデックアドバンステクノロジー)に入社後、24年4月にニデック専務執行役員に就いた。

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