徴用船撃沈、51%が戦争末期 1344隻、軍の輸送従事

 徴用され、撃沈されるなどした民間船舶の隻数と喪失トン数の推移
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 太平洋戦争中に旧日本軍が徴用し、米軍などの攻撃で沈められた民間の貨客船やタンカーなど2618隻の51%に当たる1344隻の撃沈時期が、1944年8月~45年8月15日の約1年間に集中していたことが分かった。この間、少なくとも1万8千人の船員が犠牲になったとみられる。戦局が悪化した後も、十分な護衛を付けないまま軍部が海上輸送を強行し、被害が拡大したことが明らかとなった。

 沈没海域はアリューシャン列島周辺から南太平洋、インド洋に及び、45年に入ると日本近海で沈められる船が続出した。今回のデータには含まれないが、同年8月16日以降も潜水艦攻撃や機雷による被害は続き、公益財団法人「日本殉職船員顕彰会」によると、千人以上の船員が死亡した。

 今回対象としたのは、戦没船の調査に当たる「戦没した船と海員の資料館」(神戸市)が所有するデータのうち、太平洋戦争中に失われた総トン数が200トン以上の鋼船。共同通信が撃沈時期や海域を分析した。

 41年12月8日の日米開戦直後には、マレー半島上陸作戦に従事した淡路山丸が撃沈。

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