中重レアアース、南鳥島沖で採取 海洋機構分析、本格採掘試験へ

 海洋研究開発機構は24日、地球深部探査船「ちきゅう」が南鳥島(東京都小笠原村)沖の深海底で実施したレアアース(希土類)の採掘試験で、採取した泥から、より貴重な種類でハイテク製品に不可欠な「中重レアアース」を複数検出したと発表した。レアアースの採取量の約54%を占めたという。総量は明らかにしていない。

 結果を踏まえ、2027年2月に同じ海域で本格的な採掘試験を実施する。政府は28年3月までにコスト面を含め産業化への検討を行う。

 経済産業省などによると、日本が輸入するレアアースの大半は中国由来。中国は外交カードとして輸出規制をしており、安定した供給元の確保が課題となっている。高市早苗首相は6月の会合で開発実証を速やかに進めるよう指示した。

 同機構によると、中重レアアースは電気自動車(EV)の駆動モーター用磁石などに使われる。今回最も多かったのはイットリウム。次いでガドリニウム、ジスプロシウムとなった。残り約46%は、ネオジムなどの「軽レアアース」だった。

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