警視庁、匿流「案件屋」を初逮捕 空き巣疑い、資産状況から計画か

 東京都立川市で起きた空き巣事件に関与したとして、警視庁捜査3課は3日、窃盗容疑などで前橋市、職業不詳石倉颯杜容疑者(26)を逮捕した。匿名・流動型犯罪グループ(匿流)内で、被害者の資産状況などの情報を基に事件を計画する「案件屋」と呼ばれる役割とみられ、警視庁が逮捕するのは初めてとしている。

 逮捕容疑は他の仲間と共謀し、昨年12月4日夜、立川市内のアパートで20代男性の部屋に侵入し、現金約930万円のほか、バッグなど約493万円相当を盗んだ疑い。

 警視庁はこれまで、実行役ら7人と、指示役の男(39)を逮捕している。男の携帯電話を解析したところ、交流サイト(SNS)で知り合ったとみられる石倉容疑者から、被害者の部屋の間取りを手書きした図面などが送られていた。

 警視庁の分析によると、案件屋は被害者に関する「標的情報」を基に、窃盗や強盗事件を計画しているとされる。その計画を指示役に依頼する仲介役や、実行役を募るリクルーターらの存在も確認されている。

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