G7で重要鉱物の共同備蓄提案へ 高市首相「輸出制限に対抗」

 高市早苗首相は13日、フランス東部エビアンで15日(日本時間16日未明)に開幕するG7サミットで、G7による重要鉱物の共同備蓄構想を提案すると表明した。出発前に公邸で記者団に語った。中国を念頭に置いた不当な輸出制限への対抗や、アジアなどの石油備蓄強化の支援、威圧的な行為の無力化といった3原則を打ち出す考えも示した。トランプ米大統領は対イラン軍事作戦を巡り、欧州諸国の対応に不満を募らせており、結束を示せるかどうかが焦点だ。

 G7の亀裂が露呈するのを避けるため、議長国フランスは包括的な首脳宣言の取りまとめを見送る見込み。発表されなければ2年連続となる。代わりに重要鉱物や世界経済の不均衡是正など分野別の共同文書を採択する方向で調整している。

 首相は13日、欧州歴訪最初の訪問国・英国に向け、チャーター機で羽田空港を出発した。これに先立ち、中東情勢を踏まえたエネルギー安全保障や重要鉱物の供給網強化に向けて「G7が結束して国際社会の課題への対応を主導する姿勢を示したい」と語った。G7出席は首相就任後初めて。

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