イランも米国との覚書修正へ 駆け引き続き、締結見通せず

 【テヘラン、ワシントン共同】イラン革命防衛隊に近いタスニム通信は5月31日、米国とイランの戦闘終結の前段となる覚書にイランが修正を加える方針だと報じた。米メディアによるとトランプ大統領もイラン核問題やホルムズ海峡に関してより厳しい表現を盛り込んだ修正を要求している。米側は覚書締結に交渉担当者が暫定合意したと主張していたが、双方の駆け引きが続き締結は見通せない。

 イラン側は覚書締結の段階にはないとしており、タスニム通信は、交渉を続けても締結に至らない可能性があるとも指摘した。

 国営イラン通信によると、対米交渉を率いるイランのガリバフ国会議長は5月31日の国会演説で「イラン国民の権利が確保されるまで、いかなる合意にも応じない」と主張した。イラン港湾封鎖解除も念頭に具体的な行動を取るよう米側に迫った。

 アラグチ外相も5月31日、国営テレビで米側とやりとりを続けていると説明した。

 米政府関係者によると、覚書は60日間の停戦延長とイラン核問題の協議開始を目的としている。

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