企業倒産、2年連続1万件超え 物価高、人手不足が重荷
東京商工リサーチが8日発表した2025年度の企業倒産(負債額1千万円以上)は、前年度比3・6%増の1万505件だった。2年連続で1万件を超えた。物価高や人手不足が重荷となり、中小零細企業の経営を圧迫した。今後は中東情勢の悪化による影響が懸念される。
倒産件数のうち、従業員が10人未満の企業が約9割を占めた。25年度の負債総額は33・9%減の1兆5687億円だった。地域別の倒産件数は、全国9地区のうち東北、中国地区を除く7地区で前年度を上回った。
東京商工リサーチの分類では、物価高を要因とする倒産は13・9%増の801件だった。人手不足による倒産は43・0%増の442件と過去最多となり、このうち人件費高騰は195件、求人難は139件だった。
産業別では、10産業中5産業で前年度を上回った。サービス業が5・5%増の3585件と最も多く、建設業が2047件と続いた。資材高や原料高の影響を受けやすい業種や、人手が必要な労働集約型の産業で増加が目立った。
