ミラノ・コルティナ冬季パラ閉幕 鈴木猛史が銅、日本メダル4個
【コルティナダンペッツォ共同】第14回冬季パラリンピック・ミラノ・コルティナ大会は15日夜(日本時間16日未明)、閉幕した。第1回から半世紀の節目となった大会には史上最多55の国・地域が参加。南米のブラジルが初めて表彰台に上がるなど、メダルを獲得した国・地域も最多の27に上り、冬の障害者スポーツの広がりを示した。一方、ロシアのウクライナ侵攻や米イスラエルのイラン攻撃など混沌とする世界情勢が、「共生」を理念に掲げる祭典に影を落とした。
最終日の競技ではアルペンスキー男子回転座位で鈴木猛史(37)=カヤバ=が銅メダルを獲得した。前回北京大会で金4を含むメダル7個だった日本は今回、銀3、銅1のメダル4個で、金なしに終わるのは2002年ソルトレークシティー大会以来24年ぶり。4年後に向け、競技の普及や強化に課題を残した。
コルティナ・カーリング五輪競技場で行われた閉会式では、スノーボードの小須田潤太(35)=オープンハウス=と、車いすカーリングの小川亜希(50)=チーム中島=が日本の旗手を務めた。パラリンピック旗は次回30年大会を開催するフランス・アルプス地域へと引き継がれ、聖火が消された。
ベラルーシとともに国を代表する形での出場を認められたロシアは、世界3位の金8個を含むメダル12個の活躍だった。両国の参加に反発するウクライナなど7カ国は開会式を欠席し、表彰後にロシア勢との自撮り撮影を拒む選手もいた。イランは安全に渡航できないとして不参加となり、大会は分断が進む国際社会を映し出した。
イタリアでは20年ぶりの冬季パラで、三つの会場群に分散しての広域開催だった。
