米分析「中国が20年に核実験」 秘密裏、隠蔽措置もと指摘
【ワシントン共同】ディナノ米国務次官(軍備管理・国際安全保障担当)は6日、スイス・ジュネーブで開かれた国連の軍縮会議で演説し、中国が2020年6月22日に秘密裏に爆発を伴う核実験をしていたとの分析を明らかにした。包括的核実験禁止条約(CTBT)違反になると認識し、発覚しないよう隠蔽措置を講じたとも指摘した。中国が最後に核実験をしたのは1996年だとされてきた。
分析が事実であれば、急速に増強する中国の核兵器を巡る透明性に重大な疑念が生じることになる。トランプ米大統領は昨年10月、国防総省に対し、他の核保有国と「対等な立場」で核兵器実験を開始するよう指示したと表明している。ディナノ氏は、トランプ氏が訴えたのは、中国とロシアが核実験の自主的な禁止措置に違反しているという点だったと説明した。
ディナノ氏は「中国軍は核実験禁止の約束に違反すると認識し、隠蔽しようとした」と主張。核実験を監視する地震波検知の効力を弱める「デカップリング」と呼ばれる方法を使ったとした。
