自維、定数削減法案を提出 衆院選挙区25、比例20対象
自民党と日本維新の会は5日、衆院議員定数を削減するための法案を衆院に提出した。衆院議長の下の与野党協議会で選挙制度改革を検討し、1年以内に結論が出なければ小選挙区25、比例代表20を自動的に削減する内容。一部野党は乱暴だと批判しており、自民内にも懸念の声が残る。臨時国会は延長がなければ17日までで、窮屈な審議日程の中、成立するかどうかは見通せない。
自民、維新両党は与党政策責任者会議で法案を了承。これに先立つ自民総務会では、異論を唱え退席する議員もいた。
法案は、現行の定数465から1割を目標に、45以上削減すると規定。与野党協議会で現行選挙制度の維持や抜本的な制度改正を含めて議論し、法施行から1年以内に結論を出すとしている。
1年以内に結論が出ずに小選挙区25、比例代表20が削減されれば、定数は小選挙区264、比例代表156で計420となる。
