「うんこは出ないときが大変なんだ!」 小学生男子にあるあるな「トイレいじり」に担任の先生が喝…9歳の子どもの胸に刻まれた思い出【漫画】
小学生のころ、学校のトイレを使うことが恥ずかしいと思う人は多かったでしょう。みすあきさんの作品『先生に教えてもらった今でも大事な学び』では、学校のトイレで大便をすることの重要さを先生に教えられた体験が描かれています。
それは、作者が9歳だったころのことです。作者が当時感じていた「学校生活でのタブー」のひとつが、校内のトイレで「うんこ」をすることでした。
とくに男子は、「うんこ」をするときに個室に入るため、誰が「うんこ」をしているのかが周囲から分かりやすく、イジりの対象になりやすかったのです。そんな男子たちの様子を、作者は「男子ってやーね」と、少し冷めた目で眺めていました。
そんなある日、作者のクラスの担任だった定年間近の怖い男性教師が、トイレでのイジりについて、急きょクラス会を開きます。静まり返った教室で、担任は「うんこは出る時が大変なんじゃない。出ない時が大変なんだ」と言い放ちました。
予想外の言葉に、ざわつく子どもたちを前に担任は「うんこが何日も出ないと、病院でお腹を手術したり、入院することだってあるんだ。中には、うんこが出なくて死んでしまう人もいる」と、真剣な表情で語ります。その話を聞いた作者は、心の中で「うんこって出ないとそんなふうになっちゃうんだ…」と、青ざめてしまいます。
そして担任は、さらに真顔で「だからクラスメイトがうんこをしていたら『あ、うんこが出てよかったな』って思いなさい」と伝えました。先生の言葉を聞いたクラス全員が「はーい」と返事をするなか、作者もまた、うんこの大切さを知るのでした。
読者からは「先生素晴らしいっ!!」や「言われてみれば、便が出ないときの方が、緊急ですよね…!そういう大人の視点を自分も教えて貰いたかったなぁ…!!」といった声があがっています。そんな同作について、作者のみすあきさんに話を聞きました。
■センシティブな話題でも大人が茶化さずにしっかり向き合えば、子供たちには伝わる
-このエピソードを漫画として描こうと思われたきっかけを教えてください。
コルクマンガ専科というオンライン漫画講座の課題として描きました。課題を描く上で、自分にとって衝撃的だった出来事を思い出したら、このエピソードに辿り着きました。
-同作を制作にあたり、特に意識されたことや、読者に注目してほしいポイントがありましたら教えてください。
当時小学生だった私のように、センシティブな話題でも大人が茶化さずにしっかり向き合えば、子供たちには伝わる。という点は注目してほしいかもしれません。
-同作には、「こういう話をしてくれる先生がいてくれることがありがたいですね!これで救われる子がどれだけいることか!」や「そういう大人の視点を自分も教えてもらいたかったなぁ…!!」といった声が多く寄せられています。
こうした反響を受けて、どのように思われましたか。
本当にその通りだと思います。当時の先生がちゃんと伝えてくれた結果、子供たちの間でイジりはなくなりましたので、当時の先生には本当に感謝しています。
(海川 まこと/漫画収集家)
