「うそやろ」「産んでよかった」還暦の母が涙…デザイナーの娘が徹夜で仕立てたブラウスをプレゼント 「素敵すぎる」「泣いてしまいました」と反響
還暦を迎えた母に、デザイナーの娘が初めて自分の手でブラウスを仕立てて贈りました。福岡へ向かう朝まで徹夜で縫い上げた一着を手渡すと、母は「産んでよかった、いい子に育ってくれて」と涙を流したといいます。Instagramに投稿された動画は94万回再生され、「素敵すぎる…」「泣いてしまいました」といった声が寄せられています。
投稿したのは、松葉萌々子さん(@mok_mtb)です。母は普段から自分の服を自分で手作りする人だといい、これまで娘から服を贈る機会はなかったといいます。そこで、還暦という節目に、初めて母へ自分の手で仕立てた服を贈ろうと決めたそうです。
帰省で1週間ほど滞在する予定があり、出発までに仕事をあらかた終わらせておきたかったといいます。さらに福岡でも進められる仕事の準備が重なり、出発当日の朝まで徹夜することになったそうです。
制作に取りかかったのは、深夜2時過ぎでした。デザイン画は描かず、胴体部分をかたどった人台「トルソー」に直接、生地をあてながら形を作る「立体裁断」から始めたそうです。その後、型紙への写し取りや裁断、縫製を進めました。ボタン付けまで終え、完成したのは午前10時でした。
母が好んで作る服には細かいタックやフェミニンな要素が多く、その雰囲気に合わせてデザインしたといいます。生地は肌触りがよく、洗濯してもシワが付きにくいものを選びました。当初はPRADAのバッグに合わせてクールな印象にする案もあったものの、選んだバッグが普段使いしやすいものだったため、あえてカジュアルかつフェミニンなデザインにしたそうです。
完成したブラウスを持って、東京から福岡へ移動しました。PRADAのバッグとともにサプライズで手渡すと、母は「うそやろ、どういうこと」と驚きながら、「産んでよかった、いい子に育ってくれて」と涙を流したそうです。
「そんなことを言われたのは初めてだったので、正直驚きました(笑)。学校も5年通わせてもらい、ずっと好きなことをさせてもらってきたので、今までとても迷惑と負担をかけてきました。還暦では親孝行できたらなと思っていたので、喜んでもらえてよかったです」
翌日、母はさっそくブラウスとバッグを合わせて出かけたそうです。松葉さんは「ワクワクしながら着てました」と振り返ります。
松葉さんは福岡で3年、東京で2年、服飾の学校に通い、現在はデザイナーとして働いています。母や祖母も昔から服作りをしていたといい、松葉さんも幼少期からその様子を見て育ったそうです。
投稿には「天才過ぎます」「職人さんですね~かっこいい」「なんでこんなささーっと作れちゃうの!?」といったコメントも相次ぎました。松葉さんは、こう話します。
「まだ職人と言えるほどの技術はないので、これからも修行を積んでいきます」
多くの反響について、松葉さんは「自分の培ってきた技術が大切な誰かの喜びに変わる瞬間を発信できて、それが多くの方に届いたのはとても光栄なことです」と話します。改めて、母へメッセージを送ります。
「いつもわがままばかり言って迷惑をかけてしまって、本当に申し訳ないです、いつもありがとう。これからも私なりの形で恩返しできたらと思います」
