「もう走れません…」お盆を終えた精霊馬がへにゃへにゃに… 迎えに行った後の姿に「乗せるまでが相当大変やったのかと」「ご苦労様としか…」

背中を丸めるようにしなだれたキュウリと、細かなしわの浮いたナス。「かなり頑張って走ってくれたみたいで 精霊馬が疲れ切ってる…」。8月17日、お盆を終えた精霊馬(しょうりょううま)の姿を写した投稿が、Xで話題になっています。

投稿したのは、京都で髪結いやヘアメイクの仕事をしている、40代の琴音さん(@cotocotton_)。精霊馬は、お盆に先祖の霊が乗る乗り物として飾られる伝統的なものです。足の速い馬に見立てたキュウリには、先祖の霊に早く帰ってきてほしいという願いが込められています。帰り道に使うのは、多くの荷物を運べる牛に見立てたナス。お供え物を積んで、ゆっくり戻ってもらうとされています。

琴音さんが今年の精霊馬を作ったのは、8月13日。「頭をもたげて足の速そうな胡瓜と でっぷりしてて足の遅そうな茄子」。投稿にそう書き添えていたとおり、キュウリは少し曲がったもの、ナスは特に太いものを選んだそうです。

しおれ始めたことに気づいたのは8月15日ごろ。琴音さんは面白がって眺めていたそうです。帰りに使うナスも、キュウリと一緒に飾ったまま。返信ではこう振り返っています。「ナスも既にお腹がへにゃへにゃやったんで、かなり速度が出なさそうな感じにはなっておりました」帰り道は、のんびりしたものになりそうでした。

投稿は730万回以上表示され、ぐったりした姿をねぎらう声が次々に寄せられました。「もう走れません…ってなってるw」「こんな疲れ切った馬初めて見たwwwww お疲れさまでしたwww」「本当だ・・・すっかり、しなびてる・・・ご苦労様としか言いようがない・・」。「そのお仕事の過酷さに思い至らなかった」「一度放牧に出してリフレッシュさせよう」という人もいました。

「うちも同じだった」という報告も集まっています。「うちの子は疲れてお座りしちゃったー」「うちの精霊馬さんたちもシナシナになってました」「うちの精霊馬、作った時から頭垂れて疲れ切ってた←」。「わが家も一昨年昨年と(エアコンの無い仏間の)暑さで馬が溶けてしまって、今年は断念 ガラス製の牛馬に替えました」という声もありました。琴音さんも「茄子も胡瓜もへにゃへにゃでした ギリギリ… 暑いと保ちませんね」と返しています。

そもそも精霊馬がこれほど疲れた理由には、心当たりがあるそうです。

■迎えに行った先には、2年前に旅立った猫

琴音さんの家に、もともと精霊馬を飾る習慣はありませんでした。飾るようになったのは、飼っていた猫を2年前に見送ってから。人懐っこくて、少しぽっちゃりした子だったそうです。

投稿への返信で琴音さんは、「きっと乗り物嫌いの猫の子迎えに行かせたので、乗せるまでが相当大変やったのではないかと」とつづっています。これを受けて、「それは大仕事でしたね!我が家にも猫がいるので、ご苦労お察しします」と返した人もいました。

反響については「皆様の温かいコメント、それぞれ楽しませていただきました」とのこと。乗り物嫌いの猫を乗せるまでの道のりについては「かなり頑張ってくれました!」と話します。

くたびれた精霊馬の姿は、迎えに行った先での奮闘ぶりを物語っているのかもしれませんね。

(まいどなニュース特約・山岡 もと子)

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