だるい、のどが痛い、咳……原因は? 「夏風邪」をひかないために管理栄養士が教える「予防&回復フード3選」

みなさんは、夏の暑さやエアコンによる室内外の寒暖差、連日の疲れから「なんだか体が重い」「のどの調子がおかしい」と感じることはありませんか。ウェルネスダイニング株式会社(東京都墨田区)が実施した「夏風邪」に関する調査によると、約7割の人が夏風邪を経験していることが分かりました。本記事では、調査結果で見えてきた夏風邪の実態と、風邪をひいたときにぜひ試したい「管理栄養士直伝の栄養アップ術」をご紹介します。

調査は、全国の25~65歳の男女300人を対象として、2026年7月にインターネットで実施されました。

調査の結果、約4人に3人が「夏風邪をひいたことがある」(74.7%)と回答。夏の体調不良は決して珍しくないことがうかがえます。

「夏風邪で最もつらい症状」としては、「だるさ・倦怠感」(36.2%)や「のどの痛み・咳」(35.7%)が上位となり、多くの人が熱だけでなく、全身の強い疲労感やのどの不快感に悩まされている様子。

また、「夏風邪の原因だと思うもの」については、「疲労・ストレス」(34.8%)、「室内外の温度差」(27.2%)、「冷房による冷え」(23.2%)といった回答が上位に並び、猛暑による体力の消耗に加え、クーラーが効いた室内に長期間いることによる「冷え」や「寒暖差」が、免疫力を低下させる大きな要因となっていることが浮き彫りとなりました。

次に、「夏風邪をひかないためには食事が大切だと思いますか」と聞いたところ、93.8%が「大切だと思う」と回答。

しかし、実際に風邪をひいて食欲が落ちているときに「食べたくなるもの」として挙がったのは「おかゆ・うどんなどの消化によいもの」(50.9%)や「ゼリー・プリン・アイスなどの冷たいもの」(46.4%)などが上位に挙がり、喉ごしがよくて食べやすい「炭水化物メイン」や「冷たいスイーツ」に偏りがちになっていることが明らかとなりました。

■管理栄養士が提案!夏風邪をひいたときに加えたいおすすめ食材

同社の管理栄養士は、食欲が低下しがちな夏でも無理なく栄養を補給し、「夏風邪をひいたときに、おかゆ・うどんへぜひ付け足してほしい食材」について、以下のような提案をしています。

▽生姜・みょうが

冷房の効いた室内で長時間過ごすと、体が冷えてだるさや食欲不振を感じることがあります。生姜やみょうがに含まれるジンゲロールやミョウガジアールには、血行を促進したり、熱産生を促したりする働きが報告されています。そのため、体を内側から温める食材として、夏の食事に積極的に取り入れることをおすすめします。

▽梅干し・お酢

暑さや体調不良で食欲が低下しやすい夏場は、梅干しやお酢などの酸味のある食品が役立ちます。これらの酸味は味覚を刺激して唾液分泌や消化機能を促進する効果が期待でき、特に梅干しに含まれるクエン酸などの有機酸には食欲増進効果があることが報告されています。食事に取り入れることで、夏バテ予防にもつながり、必要な栄養をしっかり摂る手助けとなるでしょう。

▽豚肉

夏場の疲労回復には、糖質を効率よくエネルギーに変えるために不可欠なビタミンB1が重要です。豚肉はビタミンB1が豊富に含まれており、夏バテ対策や夏風邪予防として積極的に食事に組み合わせることをおすすめします。

夏風邪は一度ひいてしまうと長引きやすく、強いだるさに悩まされがちです。

「食欲がないけれど何か食べなきゃ…」というときは無理をせず、のどごしの良いおかゆやうどんに薬味や酸味を少しプラスする工夫から始めてみましょう。こまめな水分補給と十分な休養をあわせて、厳しい夏を元気に乗り切ってくださいね。

   ◇  ◇

【出典】

▽ウェルネスダイニング株式会社

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