「親戚全員ハゲてた」薄毛におびえたEXILE系イケメン美容師が「かつらニキ」になるまで 「ウィッグはハゲの特権」

「親戚全員ハゲてました」--祖母の葬式でそう実感し、「終わったな」と覚悟。薄毛に悩み、自信を失った美容師の男性が、ウィッグとの出会いをきっかけに前向きに変わっていく姿や、装着前後の劇的な変化をInstagramで発信し、注目を集めています。投稿したのは、“かつらニキ”ことノゾエタカシさん(@katsuraniki)です。

ノゾエさんは10代後半から20代前半にかけて、美容師を志しながら、いわゆる“平成のEXILE系”の雰囲気で過ごしていたといいます。サーフィンもしていたため日焼けしており、当時はかなりイケイケだったそう。ヘアモデルを探すためにクラブへ通い、連絡先を交換することも多かったと振り返ります。

転機が訪れたのは24歳頃でした。もともと髪の毛は細かったそうですが、薄毛の進行を実感するようになり、不安は次第に強まっていきました。決定的だったのは、祖母の葬式での出来事-。

「親戚全員ハゲてました」

その光景を見て、ノゾエさんは「終わったな…」と自身の将来の姿について思ったそうです。

美容師として髪に向き合う仕事をしながら、自分の髪が失われていくことへの恐怖は大きかったと語るノゾエさん。人の視線が気になりはじめ、好きだったマリンスポーツも避けるように…。何より嫌だったのは「ハゲてきたんじゃない?」と言われることだったそう。昔のイケイケだった過去があるだけに、それだけは認めたくなかったのだとか。次第に、スポットライトが当たる飲食店も苦手になっていったと明かします。

薄毛対策として、塗り薬を試したことがあるというノゾエさん。少しボリュームが出た気もしたそうですが、「正直、プラセボ(思い込み)だと思ってます」と振り返ります。

その後、ノゾエさんは頭皮に直接貼り付ける粘着式のウィッグに出会いました。薄くなった部分を自然にカバーでき、装着すると一目で分かるほど印象が変わります。最初は「えっ?これバレない?」と半信半疑だったものの、周囲にも気づかれず、好調なスタートだったといいます。

ウィッグで自分自身の人生が明るく変わった実感から、「これを世に広めたい」という思いが芽生え、ウィッグを仕事にすることを決めたといいます。事業として扱う立場であれば、「薄毛を隠すために仕方なく着けている」のではなく、前向きな選択として見てもらえるとも感じたそうです。

発信を続ける中で生まれたのが、「ウィッグはハゲの特権」という言葉。薄毛にはどうしてもネガティブな印象がつきまといますが、だからこそ発想を逆転させたかったといいます。「ハゲててよかった」と思えるくらい、薄毛を前向きに受け止められる世の中を本気で作りたい--。ノゾエさんは、そんな思いで発信を続けています。

ノゾエさんは、ウィッグを薄毛の「治療」ではなく「ファッション」として捉えているといいます。毛量や髪質、おでこの広さなど、髪の悩みは薄毛に限らず誰にでもあるもの。ウィッグならそうした悩みをまるごとカバーしたうえで、装着するだけで短時間でガラッと印象を変えることもできます。実際に、髪がある人でもあえて剃ってウィッグを楽しんでいる人もいるそうです。

現在は、かつての自分と同じ悩みを抱える人たちから多くの相談が寄せられているといいます。「人生を変えたい」という強い思いで連絡してくる人も多く、ノゾエさんはその一つひとつに本気で向き合っているそう。自身も薄毛に悩んできたからこそ、人の痛みが分かる--そんな実感があると語ります。

「僕がハゲの人たちの夢にならないといけない」

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ノゾエさんのInstagram:@takashi.nozoe

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