「仕事もできる素敵女子なのに」彼氏いない歴27年女性、初デートで玉砕!→マチアプで出会ったまさかの相手に正義感が発動!【漫画】
世の中にはうまく自分の感情を顔に出せない人もおり、場合によっては思い悩むこともあるようです。漫画家・たかせうみさんの作品『塔子さんはいい大人じゃいられない』の第1話では、感情が顔に出せないことが原因で思い悩む女性の姿が描かれています。
27歳で恋愛経験ナシの主人公・塔子は、後輩に紹介してもらった男性と初デートに挑みますが、その場でフラれてしまいます。その原因とは、塔子の顔が無表情すぎるからでした。後輩は塔子のことを「仕事もできる素敵女子なのに」と考えます。
幼いころから『顔面コミュ障』だった塔子は、周囲に誤解や勘違いを受けながら育ちますが、仕事で困ることはないと思っていました。しかし、先方から塔子の無表情さが原因で「意思疎通できていない」と勘違いされ、案件を降ろされる羽目となります。
そこで後輩は、案件を外されたことに対して「こんな理由だからこそ悔しくないですか?」と、塔子に突然マッチングアプリを勧めてきます。後輩曰く、塔子には人慣れが必要だと考えたようです。
後輩や上司の勧めもあり、塔子はマッチングアプリをやってみることにしました。早速就寝前にアプリを開いてみると、大量のいいねが押し寄せます。そのなかの1人、25歳の男性・蒼斗と塔子の好きなロボにゃんの話で盛り上がったことがきっかけで、自然とマッチングアプリが日々の楽しみになっていきました。
自分の苦手な『感情』を出す必要がないのも大きな要素だったようです。やがて会話を重ねるうちに、塔子は蒼斗と会うことになりました。
カフェで待ち合わせをしていると、やがて蒼斗がやってきます。実際に蒼斗を見ると、会話の印象より少し若いように感じました。塔子は「どうにか場を和やかに…!」と必死に感情表出をすると、どうやら塔子の思いは通じたようです。
蒼斗が離席しようとしたとき、ふと洋服から何かの証明書らしきものが落ちてきます。塔子が拾うと、なんと蒼斗の高校の生徒手帳だったのです。実は蒼斗、実年齢は18歳ですが、ツテでアプリを登録していていました。
それを知るや否や、塔子は「帰りましょう!」と踵を返します。蒼斗は「ごめんなさい」と塔子を追いかけるも、塔子は「知らない大人と無防備にネットを介して会うなんて危ないでしょう!?」と怒りました。
蒼斗は、アプリ内にて塔子の大切にしているものを、ひとつひとつ丁寧に聞いてくれました。蒼斗は優しい人だと分かっているからこそ、塔子はもし蒼斗が危ない目に遭ったら悲しいと思ったのです。
塔子は続けて、「だからあなたのこともっと ちゃんと大切にして守ってあげて」と告げ、感謝とともに別れを告げます。塔子が去りゆく姿を、蒼斗は恍惚とした目で見つめるのでした。
読者からは「塔子さんに惚れてしまう!」「こんな恋がしたい」などの声が寄せられています。そこで、作者のたかせうみさんに話を聞きました。
■相手の内面や人格に触れたことで惹かれていく流れを描きたかった
-『顔面コミュ障』の主人公を主役に、物語を描いたきっかけについて教えてください
最初は、マッチングアプリをテーマに企画を考えていました。 マッチングアプリに疲れた女子たちをちょっと笑わせて癒してくれるような、「マッチング相手に対して斜め上の反応をする主人公」を描きたかったんです。
その流れで担当さんから「表情をうまく作れない主人公」という提案をいただいて、今の形になりました。
-塔子さんと蒼斗くんの距離感ややりとりなど、今作で意識した部分はありますか
今回の第1話では、社会人の塔子さんと高校生の蒼斗くんという立場の違いがあるので、距離が近くなりすぎないよう意識しました。そのうえで、外見的な魅力によるわかりやすいときめきではなく、相手の内面や人格に触れたことで惹かれていく流れを描けたらと思っていました。
-今後の2人が気になるような展開でした
2人の関係がこの先どうなっていくのか、最後まで楽しんでいただけたらうれしいです。本作は完結済みで各電子書店で全3巻を一気読みしていただけます。とくにGANMA!アプリでは、プレミアム登録で全話に加えてアフターストーリーも読めますので、そちらもおすすめです。
また、現在は秋田書店のミステリーボニータで『部下がポジティブで泣きたい』を連載中です。こちらは、仕事に疲れた人をちょっと笑わせて癒せたらいいな…と思って描いているオフィスコメディです。よろしければ、こちらも読んでいただけたらうれしいです。
(海川 まこと/漫画収集家)
