電車で寝過ごし遅刻確定!いつも見かける男子高生が気になり始め…尾行した主人公を待っていたほっこりドラマ【漫画】

毎朝同じ時間のバスや電車に乗ると、決まった人が決まった位置にいることがあります。そのような人たちが、どこに向かっているのか気になったことがあるという人は少なくないでしょう。根尾さんがpixivに投稿した作品『真面目な高校生がさぼる』は、電車でいつも見かけている人からはじまる物語です。

主人公の伊達は、つい電車内でうたた寝をしてしまい、学校の最寄り駅を寝過ごしてしまいます。遅刻確定となった伊達は引き返そうとしますが、ふと必ず毎朝乗っている男子高生を見かけ「ついていってみよう」と決心しました。

男子高生が降りたのは海辺の駅でした。どんどん漁港へと歩いていく彼を見ていると、伊達は尾行している罪悪感に駆られます。すると男子高生は船員らしき男性たちと話しはじめ、伊達もいきなり船員に「兄ちゃんも乗るのか?船」と尋ねられます。伊達は事情を話すわけにもいかず、思わず「乗ります」と言いました。

男子高生こと中澤と伊達、そして船員たちは船に乗り、出港します。船に乗るのも釣りも未経験の伊達は、はじめて中澤と会話を交わしました。

中澤は学校に行かなければいけないのに、さぼって釣りに来ているようです。月に1回さぼると決めていて、今月は釣りと決めていたためここまで来ました。一方、伊達は「さぼりなんて周りに迷惑かけるだけだし」と思っており、これがさぼりの初体験だったのです。

しかし伊達は、そんな釣りのなかで大物をゲットします。伊達の表情には、どことなく達成感があふれていました。

帰港後、伊達が釣った魚は網で丸焼きにすることに。釣りたての魚を食べた中澤は、思わず満面の笑みを浮かべました。中澤が月に1回さぼる理由、それは「1日でもこういう日がないとダメで、さぼれる日があると思うと頑張れる」からだそう。その話を聞いた伊達は、「そっか…」と日ごろ授業を受ける自分の姿と重ね合わせます。

その後伊達は、体力の限界でヘトヘトになった中澤とともに電車で帰ることになりました。電車に座り、伊達は「着いたら起こします」と中澤に言いますが、伊達も疲れからかうっかり寝てしまいます。

そのとき伊達は「漁船で釣りをして、中澤が大魚を素手で捕まえてみんな笑顔で食べる」という夢を見ました。そのまま伊達は寝過ごしそうになりますが、中澤に起こされて今度こそ目的駅で下車します。伊達は「久しぶりに良い夢みたな」と思いつつ歩き出すのでした。

読者からは「絶妙な距離感が素敵!」「2人の続きが気になる…」などの声があがっています。そこで、作者の根尾さんに話を聞きました。

■少しでもさぼりたいと感じる瞬間に共感してもらえたら嬉しい

-同作を描いたきっかけについて教えてください。

私自身、学校をさぼってどこか遠くへ行きたいという思いがあり、その気持ちを形にしてみたくこの作品を描きました。実際この作品のようににさぼって何かをする、というのは私にはない勇気なので漫画の中だけでも表現できたらと思いました。

また、「さぼりたい」と感じる瞬間に共感してもらえたら嬉しい、という思いも込めています。

-作品内でお気に入りのシーンやセリフなどはありますか。

物語の終盤、地下鉄で伊達(主人公)が相手に起こされるシーンです。

物語のはじめは、まだ二人はまったくの他人で、伊達はそのまま乗り過ごしてしまいます。しかし、知り合いと呼べる関係になったことで、終盤では乗り過ごさずに済みました。二人の距離が少しずつ縮まったことを感じられる変化が、私自身気に入っています。

-2人のこれからが気になる終わり方でした。

現在、続きも制作しており、すでにいくつかのエピソードを公開しております。いろいろ好きなように描いているので、見守っていただけたら嬉しいです。ぜひ読んでみてください!

(海川 まこと/漫画収集家)

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