雪に埋もれたバス停を「救出できる」!? スコップが常備される光景が話題に 誰でも自由に除雪OK…雪国ならではの仕組みに注目

青森県弘前市で、雪に埋もれたバス停の横にスコップが常備されている光景がXに投稿され、18万件超のインプレッションがつくなど大きな注目を集めています。投稿したのは、青森県弘前市のお土産店、「弘前物産パルシー(@hirosakipalcy)」のアカウントを運用する店員さんです。「雪に埋もれたバス停を救い出す体験ができる」と紹介されたこの取り組みは、実はここ数年で広まったものでした。

投稿主さんに話を聞くと、今回の写真は「体験ができる」と紹介したものの、実際に投稿主自身がスコップで除雪をしたわけではなかったといいます。現地では「バス停の除雪にご協力ください」という看板と共に置かれているだけで、特に使い方の説明などはなく、誰でも自由に使えるのだそう。

「青森の方々は早起きな人が多く、私が外に出る頃には、ありがたいことにすでに除雪が終わっていて道ができています。スコップでの雪かきは、粉雪なら軽いのですが、湿った雪だと本当に重いです。出勤前に1~2時間雪かきをしないと車を出せないという話もよく聞きます。別日に違うバス停で、スコップ自体が雪に埋もれてしまっていたこともありました。大雪になると、弘前駅前の『HIROSAKI』と書かれたオブジェも雪で読めなくなるほどです」

投稿には、「富山でも見ました」「長岡にもありました」といった共感の声のほか、「北海道では見かけなかった」「福島でも導入してほしい」といったコメントも寄せられました。こうした反応からも地域による違いがうかがえますが、弘前でも以前から当たり前だったわけではなく、ここ最近になって見られるようになった仕組みだそうです。

 「弘南バスさんによると、スコップが置かれるようになったのはここ数年のことのようです。冬以外の季節は設置されておらず、雪が積もるようになるとバス停の隣にスタンドが現れます」

創業44年の店として、長年この地で雪と向き合ってきた弘前物産パルシー。投稿主さんは、雪の質や街の様子にも変化を感じているといいます。

「社長に聞いたところ、昔は濡れ雪で水分をたっぷり含んで重かったけれど、最近は粉雪が多く、片付けは比較的楽な日が増えた気がするそうです。昔は除雪車もほとんど来ず、みんな自力で片付けていたと話していました」

そんな地域に根差したお店で働く投稿主さんに、雪の時期にこの地域を訪れる人へ、おすすめの立ち寄り方や、冬ならではのお土産について教えてもらいました。

「例年、2月上旬には弘前公園で『弘前城雪燈籠まつり』が開催されます。真っ白な雪が日差しに照らされる弘前公園はとてもきれいで、非日常感があって格別です。冬のおすすめのお土産は、体が温まるラーメンセットですね。有名店監修のものなどを取りそろえていて、青森では煮干し系が人気ですよ」

なお、同店はご当地キャラクター「弘前ルーシィ」の発祥の地でもあります。最後に、弘前ルーシィならこのバス停スコップをどう紹介するか尋ねると、こんな答えが返ってきました。

「ルーシィなら、『雪に埋もれたバス停があったら私もけっぱる!(頑張る)』と言うと思います!」

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