縄文人もマグロ大好き? 岩手県・堂の前貝塚で出土したマグロの尻尾の骨が話題
刺身や寿司からツナ缶まで…魚好きの日本人が愛してやまないマグロ。
日本人のマグロ好きは昨日や今日に始まったものではないようだ。
今、SNS上で大きな注目を集めているのは陸前高田市立博物館(岩手県陸前高田市)の公式Xアカウント(@RikutakaMuse)が
「昨日の発掘調査で出土したマグロの骨です。 尻尾の方の骨です。 椎体の大きさから推定すると2mくらいのマグロです。 クロマグロのものと思われます。 銛が出土しているとはいえ、その捕獲方法は不明です。 これだけ大きな個体をどうやって捕獲したのでしょう。」
と紹介した一枚の写真。
地中からあらわれた巨大なマグロの骨。これは岩手県陸前高田市の堂の前貝塚で出土したもので、縄文時代中期(5500年前~4400年前)末のものだという。陸前高田市立博物館の副主幹兼主任学芸員、熊谷賢さんにお話を聞いた。
ーーこちらでマグロの骨が出土するのは珍しいのでしょうか?
熊谷:三陸地方の貝塚では、珍しくありません。むしろよく出土します。
ーー今回の発見に関する感想をお聞かせください。
熊谷:これまでこの貝塚は、貝塚の内容…縄文時代の人たちがどのようなもの食べていたかなどを示す貝層が詳細に調査されたことがありませんでした。今回、貝層が検出され調査した結果、近隣の縄文時代の貝塚同様に、マグロが利用されていたということがあらためて確認できました。三陸地方の縄文時代においてマグロは主要な魚種であったことが、堂の前貝塚でも裏付けられました。
ーー投稿に大きな反響がありました。
熊谷:三陸地方の貝塚からマグロが出土することは、考古学的にはよく知られていますが、その漁具、漁法はまだ不明な部分が多くあります。そのことを一般の方々にも知っていただき、三陸地方の縄文貝塚に関心を持っていただけたらうれしいです。
◇ ◇
SNSユーザー達から
「ロマンがありますね! 延縄型の漁法とは思いますが、大魚ですから道具(特に針)や取り込みなど謎だらけ… そもそもクロマグロの存在をどうやって知ったのでしょうね。はぐれて寄った個体かしら。沿岸育ちですが浜で死骸さえ見たことがありません 三陸の漁師さん凄すぎ」
「奈良時代には鉾で突いて獲っていた 古事記にもそう書かれている」
「さながら捕鯨のような様相だっただろうな」
「電気ショックも無い時代にあれだけ暴れる2メートルのマグロを捕獲ですか(;・д・) 古代人は全員刃牙なのかな?笑」
など数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。5000年近く昔の日本人もマグロを食べていた…なんともロマンあふれる話題だった。
陸前高田市立博物館 関連情報
所在地:岩手県陸前高田市高田町字並杉300番地1
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)





