ラーメン店が停電、営業できず→「自家製麺を廃棄したくない」と、無料配布を決断 その後の反応に店主「温かい世界だな」

営業開始を目前に控えたラーメン店で突然起きた停電。その影響で営業を断念せざるを得なくなった店主が、仕込みを終えていた麺を「無料で配る」という判断を下し、1500件を超えるリポストや9000件を超える「いいね」を集めるなどXで大きな注目を集めました。投稿したのは、東京都府中市で食べログ百名店にも選出されているラーメン店「手打ち 陰日向」を営む店主さん(@teutikagehinata)です。

停電が発生したのは、開店1時間前のAM10:00。すでに仕込みを進め、開店準備の真っただ中です。ブレーカーを確認しても復旧の見込みは立たず、この日の営業は断念せざるを得ない状況となりました。

「仕込み中で、オープンの1時間前でした。すでに並んでくださってるお客様もいたので、『ヤバい』って焦りしかなかったです」

三連休の真ん中ということもあり、すぐに電気工事業者を呼ぶことはできなかったそう。

「電気屋さんが来られなかったら、明日も営業できない。麺が劣化する前に、美味しい状態で消費してほしかったんです。日々の仕込みへのこだわりがあるからこそ、廃棄するという選択肢はありませんでした」

そう考えた末、店主さんは余ってしまった麺を「無料で配る」ことを決断し、その旨を10:10頃にXへ投稿しました。配布したのは、その日の朝に打ったばかりの自家製麺。

「うちで製麺しているのは、極太麺と呼ばれるタイプです。毎朝、その日に使う分を打っています」

投稿を見て、実際に麺を受け取りに来た人は予想以上の数にのぼったそう。最初の投稿から約1時間後、11:27には再びXに麵がなくなった旨を投稿しています。

「知り合いの同業者にも『余ったらいる?』と連絡したところ、『欲しい』と言ってくれる方がいて。結果的にたくさんの方が来てくださって、正直びっくりしました。すごい勢いで広まっていったので、予想外というか、『こんなんでバズるんだ』という感想でしたね。電気屋さんを本職とする方からも励ましのコメントが届いて、温かい世界だなと思いました」

後日、麵をもらったお礼として差し入れやお土産としてお菓子や飲み物を持ってくるお客さんもいたのだとか。今回の一連の出来事について、店主さんは最後にこう話します。

「麺を無駄にせず、美味しい状態で食べてもらえたなら、それで良かったと思っています」

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