「小笠原に空港は不要」から一転、過酷な24時間船旅で前言撤回? 絶叫レベルの荒波に「この揺れは地獄」「間違いなく吐く」1300万再生
小笠原諸島へ向かう唯一の定期船として知られる『おがさわら丸』。東京から父島まで約24時間かけて走るこの船は、“小笠原への玄関口”とも言える存在です。
今、Xでは『おがさわら丸』に乗り込んだ旅人の投稿が大きな注目を集めています。
「小笠原滞在中のワイ『ココは船で24時間掛けてでも来たい人だけが来ればいいんですよ。小笠原に空港は不要!』」
そう意気込んでいましたが、出港後につぶやいたのは--。
「ちょっと待ってください。この揺れで24時間は不可能です。小笠原に、空港をください……」
交通・旅行系YouTuberの「白衣鉄道」さん(@Lab_coat313)が投稿した動画は、Xで9.7万件超の“いいね”を集め、再生回数は1300万回を突破。想像を超えるハードな船旅の様子とは…。
■上下に大きく揺れる船体…「見てるだけで酔いそう」
話題となっているのは、冬の荒天時に撮影された17秒の動画です。船体は上下に大きく揺れ、時には天を仰ぐような動きも。
次の瞬間、船体は急下降。再び、海が視界に広がります。
撮影していた白衣鉄道さんも「記録用にサッと撮った」と語る通り、カメラが激しく揺れ、視聴者からは「見ているだけで三半規管が狂う」「この揺れで24時間は地獄」と戦慄する声が上がっています。
巨大な波が船体に打ち寄せ、次の瞬間、凄まじい波しぶきが画面全体に広がり、真っ白に覆い尽くすシーンで動画は幕を閉じました。
■「建造に携わった者です」リアルな声に反響続々
小笠原諸島には空港がなく、アクセスは「おがさわら丸」のみ。そのため、「船旅こそが小笠原の価値」という声がある一方で、白衣鉄道さんの切実な“心変わり”は多くの共感を呼びました。
リプライ欄には、かつて同じ航路で洗礼を受けた人々や、島民目線での率直な言葉が並びます。
「間違いなく吐くな。行く気がなくなっちゃった」
「小笠原空港に反対するのは大体よそ者。来たい人の目線であって、出たい人・帰りたい人の意見を透明化している」
「24時間かけて辿り着く価値はわかる。でも、揺れは平等に牙をむく。自然は思想を忖度しない」
なかには「建造に携わった者です。元気に走っていて安心しました」という、船体の各種装備を取り付ける艤装(ぎそう)担当者からの声や、「2代目はもっと揺れた。10名横並びの2等で、みんな片側に転げ固まっていた」というベテラン勢の証言も寄せられました。冬場の航海では、シャワー使用禁止や移動制限のアナウンスが流れることもあるなど、リアルな船旅の様子に関心が集まっています。
■小笠原諸島を訪れるベストシーズンは…
この投稿には「外甲板閉鎖にならないの?」との声も。これに対して、白衣鉄道さんは「出港後ほどなくして外甲板閉鎖のアナウンスがなされました。ぼちぼち船内に戻る途中に扉付近で記録用にサッと撮ったのが上記映像です」と補足しています。
また、凄まじい映像が拡散されたことで「小笠原諸島への旅=怖い」という声も寄せられるなか、前向きなアドバイスも。
「ちなみに5月~7月(台風接近時除く)あたりはかなり穏やかです。乗り物酔いしやすい体質の方はゴールデンウィークを狙って訪問されることを強くオススメします!」
小笠原諸島に空港がなく、「おがさわら丸」だけが交通手段であることは、島の豊かな自然を守るための大切な仕組みでもあります。訪問者の数が自然にコントロールされ、外来種対策や環境保全が徹底できるからです。24時間かけて渡る船旅は、不便でありながら、小笠原の魅力と価値を支える“フィルター”のような存在とも言えそうです。
(まいどなニュース特約・梨木 香奈)




