人間と似ている?! セイウチの口の中や体温をライブで紹介 絶滅危機の現状も知って 「世界セイウチの日」鳥羽水族館

11月24日の「世界セイウチの日」にちなみ、三重県鳥羽市の鳥羽水族館がライブ配信のイベントを開催したところ大きな反響があった。

「世界セイウチの日」は、絶滅に瀕するセイウチの現状や、原因とされる環境問題についての関心を広める目的で制定されたもの。可愛いだけではなく、環境問題への意識やセイウチ保護の必要性を広めるために実施されたそうだ。

ライブ配信には、ツララ(メス・16歳)、ポウ(オス・推定20歳)が登場。目視や触って健康チェックをする様子や、口の中の様子など貴重な映像が披露された。鳥羽水族館セイウチ担当の井上葉瑠香さんに、イベントの反響や現在直面しているセイウチの問題について話を聞いた。

ー視聴者の方の反応はいかがでしたか?

井上:健康チェックでは「飼育係の皆さんのおかげ」「ちゃんと体を触らせてくれるのも信頼関係あってこそ」等のコメントをいただきました。7m程離れてもハンドサインに反応するセイウチたちの様子で視力の良さも分かっていただけたと思います。

ー温暖化がセイウチに与える影響は?

井上:まずは生活圏の減少。セイウチは北極圏周辺に生息し、陸だけでなく氷上も生活圏の一部。温暖化で北極圏の氷が解け住む場所が減ると、陸に移動せざるを得ません。すると陸での密度が高くなりパニックの結果、圧死する事故が報告されています。また生態系が変化し、セイウチの餌となる貝類などが減少してしまうことも問題とされています。

ーセイウチを守るために私たちが心がける事は?

井上:生活の中でもCO2を減らす工夫は沢山あり、例えば生ごみの水を切って捨てるだけでも燃料を節約でき温暖化防止になります。定期的なエアコンの掃除も効果的。宅配などの再配達を無くせば、ガソリンも削減できます。まさに「塵も積もれば山となる」。一人一人が小さなことを気付いた時に行うだけでも1 億2000万人の日本人が行えば大きな結果に繋がるはずです。

鳥羽水族館では、お土産袋やカトラリーを紙製の物へ変更。他の企業と協力し、餌を作る際にどうしても出てしまう頭や内臓などを肥料として再利用するなど、様々な取り組みを行っています。定期的に配信などのイベントを行い、生物の現状や、環境など問題解決について伝えていくのも水族館の大切な役割の一つだと考えています。

◇    ◇

コメント欄では「賢い!」「世界中のセイウチが幸せに暮らせますように」「元気で長生きしてほしい」「水槽の前に行くと挨拶してくれます」などのコメントが寄せられた。可愛いセイウチがこれからも元気に暮らせるように、環境に配慮した生活を心がけたい。

なお「世界セイウチの日」ライブ配信はYouTubeでアーカイブが視聴可能だ。

(まいどなニュース特約・米田 ゆきほ)

関連ニュース

ライフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス