親の介護、不安は「お金」より「心的負荷」 同居か別居かも分かれ道に PGF生命「おとなの親子の生活調査2025」

親が介護状態になったとき、どのような不安を感じるでしょうか。プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険(PGF生命)が実施した調査では、親の介護に伴う不安は、「精神的負担」が最も多く、「介護費用が足りない」といった金銭面の懸念よりも、心身への負担や仕事との両立に関する悩みが優先されていることが明らかになりました。

PGF生命が、内閣府が定めた「家族の日」(2025年11月16日)にちなんで実施。70歳以上の実の親がいる40~69歳の男女2000名を対象として、2025年9月にインターネットリサーチで「『おとなの親子』の生活調査2025」を行いました。

■親の介護で最大の不安は「精神的負担」

親の介護について、不安を感じることを尋ねたところ、最も高いのは「精神的負担」(28.0%)。また「体力的負担」(26.5%)、「介護と仕事の両立」(22.9%)、「介護に関する情報や知識が足りない」(22.6%)といった心身面での懸念が、「介護費用が足りない」(17.9%)といった金銭面の不安を上回りました。

介護への不安が単なる経済的問題ではなく、生活全体のバランスと精神面でいかに大きな影響を与えるかを示唆しています。

また、この調査結果は回答者の属性によって、大きく異なる傾向が見られました。

性別による違いでは、「体力的負担」に関して男性が19.2%であるのに対し、女性は33.7%。年代別では、40代において「介護と仕事の両立」が28.7%で最大の懸念となっており、仕事で最も活躍する世代ならではの悩みが浮き彫りになっています。

未婚者と既婚者の比較では、「介護費用が足りない」について未婚者が25.9%であるのに対し、既婚者は15.3%と10.6ポイント差が生じています。

■同居親子と別居親子で大きく異なる介護への向き合い方

親が介護される状態になった場合について聞いたところ、「介護施設に入居してもらう」が36.7%で最も多くなりました。一方、親の介護を引き続き自宅で行うかどうかについては、現在の親子の同居状況が大きく影響していることが分かりました。

同居している親子では、「親と同居して介護する」が41.2%で最多となり、現在の生活スタイルを継続したいという希望がうかがえます。別居している親子では「介護施設に入居してもらう」が40.2%で最高でした。

年代別では、60代において「介護施設に入居してもらう」が48.8%に達し、約半数に上りました。

■親の健康状態と認知症への不安が圧倒

親の今後やサポートについて感じる不安やリスクを尋ねたところ、上位は「健康状態・病気」が59.5%、「認知症」が47.1%でした。次いで「相続」(18.3%)、「生活費」(13.9%)、「孤独死」(8.6%)。同居親子では認知症に関する不安が52.4%と、別居親子の45.5%に対して6.9ポイント高く、毎日接触する機会の多さが懸念をより強めている傾向が見られます。

【出典】

プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険株式会社とネットエイジア株式会社による調査

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