陰キャ女子、人生初の牛丼屋「まさかの対面カウンター」→向かいのおじさんと目が合い…【漫画】

1人で初めての場所へ訪れるときは、どんな所でも勇気がいるものです。特に飲食店では「入ってみたいけど、仕組みがよく分からない…」「常連さんばかりだったらどうしよう…」と、つい緊張してしまう人も多いでしょう。

X(旧Twitter)で漫画を投稿している豊方一香さんの作品『陰キャ女子が牛丼屋に行く話』には、そんな初めてのドキドキ体験が描かれ注目を集めています。

主人公は、人生で初めて牛丼屋に挑戦する女子です。事前にしっかり予習をしていた甲斐もあり、食券の買い方や料理の受け取り方も完璧にこなし、「自分でもできた!」と達成感を覚えます。

その後席に座ると、カウンター席の対面にお客さんがいることに気づき、少し緊張してしまいます。しかしせっかく注文をしたし、ここで緊張していたら負けた気がしてしまう女子は、勇気を出して食べ始めます。

初めて食べた牛丼は予想外に美味しく、女子は思わず「うま…」と心の声が口から漏れ出てしまうのでした。その瞬間、ちょうど対面に座っていたおじさんと目が合ってしまいます。恥ずかしさで顔を覆った女子に、おじさんはニコッと笑いながらグッドポーズをしてくれます。

照れくささで「死ねる…」と思いながらも、主人公はふと、「誰かと向かい合って食事をしたのは何年ぶりだろう」と感じます。そして、家族と食卓を囲んだ実家の記憶がよみがえり、「牛丼屋さんは実家だったんだ」と悟りを開くのでした。

読者からは「実家という新解釈が!」「その解釈は初めてだったw」など、牛丼屋イコール実家という解釈に関するさまざまな声があがっています。そんな同作について、作者の豊方一香さんに詳しい話を聞きました。

■牛丼屋で感じる「一体感」

ー同作はどこかで聞いたりみたりした内容だったのでしょうか?

私自身が初めて牛丼屋さんに行った時にふと思ったことを陰キャ主人公に追体験させるような形で制作しました!ストーリーやキャラは創作ですが、心情はかなり近いと思います!

ーカウンターで対面になると気まずいのは「牛丼店あるある」ですね。

こういうタイプのテーブルのお店だと、あるあるですね!特に主人公は極度の陰キャなので、それゆえの緊張感が伝わったようでうれしいです!

ーどうして主人公は牛丼屋さんを「実家」のように感じたのでしょうか?

実際私も向かいに人がいる状態で食事をすると、どこか懐かしさのようなものを感じました。同じものを、同じ空間で、同じ時間に食べていて、ふと相手の表情が見えた時、緊張とは別に “実家で家族とごはんを食べていたときのような一体感のようなものを思い出しました。

(海川 まこと/漫画収集家)

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